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2006年5月22日 (月)

歩きホルモン

糖尿病の運動療法について最も手軽な方法は歩くことですが、ホームページの「四国遍路の記録」にも書きましたが、定年退職後にこれまでの生活からの精神的解放と健康増進も兼ねて、距離が千二百キロとも千四百キロとも言われる四国霊場八十八箇所の遍路をして、一番の霊山寺から八十八番の大窪寺まで歩きました。

宿泊用具や衣類などを入れた五キロ~八キロのリュックを背負い、毎日三十キロから四十キロの距離をクタクタになって歩きましたが、それに比べれば糖尿病治療の運動療法としての「歩き」は空身で、しかも毎日僅か一~二時間程度歩くので、四国遍路と比べれば何でもありません。腰痛で中断したままになっていた「歩き」を、腰痛が治ったので今回早速再開しました。

我が家の老妻も市内に買い物に行く際には健康の為に、片道二キロの距離をバスに乗らずに歩くようになりましたが、一旦歩く習慣が身に付くと何となく歩きたくなるものです。我が家ではこの現象を「歩きホルモン」、つまり「運動欲求ホルモン」が出たと表現しています。

タイミングが良い事に会社の健康保険組合(特例退職者制度)から歩数計が送られて来ましたが、最近注目されるようになった「メタボリック・シンドローム,内臓脂肪症候群」、つまり内臓脂肪の蓄積(肥満)が原因で、糖尿病、高血圧、高脂血症などをもたらす病気については、予備軍を含めると、厚生労働省の発表によれば二千万人いるそうです。それをを防ぐには、手軽にできる歩行運動が良いということでした。

Omrone 早速新型の歩数計を使用していますが、従来から使用してきたベルトに付けるタイプとは異なり、センサーの性能向上からポケットに入れておくだけでも歩数を計測できる物でした。更に歩数だけでなく、予め体重を記憶させておけば歩行により消費したカロリーや、燃焼した脂肪の量(グラム)も表示しました。添付の CD-ROMから管理ソフトをインストールすることにより、パソコンと U S B ケーブルでつなぐと、計測したデータをパソコンの歩行管理の頁に送り込むことができる、「優れもの」でした。歩数計の示度によると毎日一万歩歩くので、約240キロ・カロリーを消費し、脂肪を15グラム程度燃焼したことになります。(続く)                                       

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