自己規制
今日(6月3日)の読売新聞の投書欄に[糖尿病治すには自己規制本気で]という題で、糖尿病患者の人が投稿していましたが、その人は治療法を学ぶ為に病院に一週間教育入院したのだそうです。そこでは栄養の取り方や運動の仕方、足の洗い方など、徹底したプログラムに驚かされたとありました。それに比べると糖尿病で亡くなった私の兄などは、発病してからも食事療法もせずに好きなように飲み食いし、タバコを吸い、ある日突然眼が真っ赤になったので、慌てて眼科に行ったところ眼底出血だと言われ、それから食事療法、運動療法を始めましたが長続きしませんでした。
兄の闘病生活(?)を知っていましたが、今回私は全て自分なりの方法で糖尿病の治療に当たることに決めました。老妻からは「あんたは頑固だから」とよく言われますが、自分で一旦決めた方針はなるべく守ることにしました。
[標準体重に近づける]
治療の第一歩は体重の減量です。私の身長は170センチで体重68~69キロありましたが、減量の目標をいくらにすべきか調べました。ある本によれば「身長マイナス105センチ」が標準体重だとありましたが、これによれば65キロになります。別の本によれば身長マイナス100センチに0.9を掛けた値の63キロが標準体重になっていました。以前述べた B M I の値が22前後が良いとありましたが、それによれば62.5キロの値になりました。
というわけで体重を63キロを目標にして減量に取り組みましたが、その方法は毎日一万歩の歩きと減食です。むかし四国霊場八十八箇所の遍路をして完歩した経験があるので、歩くのは何でもありませんが、問題は食事療法です。
いわゆる糖尿病食を作るために必要な食品交換表というのがあり、各食品毎にカロリー計算をして、合計が1,600とか1,400キロ・カロリーにする仕組みでした。
表1:はご飯・パン・うどん・いも類など
表2:は果物
表3:は肉・魚・卵・チーズなど
表4:は牛乳・乳製品
表5:は油・バター・マーガリン・マヨネースなど
表6:は野菜
この表により毎食カロリー計算をするには、どの食品がどの表に該当するのか、それを何グラム食べたら1単位(80キロ・カロリー)になるのかを記憶することが必要でした。現役時代に単身赴任を数回しましたが、その間に私がした炊事とは「ゆで卵」と「インスタント・ラーメン」を作ることで、電気釜で御飯を炊いたのは数えるほどしかなく、あとは外食とスーパーやコンビニの弁当で生き延びました。(続く)
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