備えあれば憂いなし
私の場合は低血糖症状の際の血糖値が60mg/dlでしたが、低血糖症状については血糖値が55~50mg/dlに低下すると動悸、手足のふるえ、冷や汗、空腹感、からだが熱く感じる、不安感などの症状が出てきます。これらは自律神経の症状で、血糖値低下に対して身体が発する一種の警告症状とも言われています。
さらに血糖が50mg/dl未満~45mg/dlあたりに低下すると、集中力の低下、疲労感、眠気、錯乱、脱力、めまい、うまくしゃべれない、物が二重に見える、などの症状が起き、これらは中枢神経の症状で、ブドウ糖の欠乏により脳が正常に活動しなくなりつつあることを示すものだそうです。
ではこのような状態になった場合にはどうすれば良いのか?。砂糖(もしくはブドウ糖)を10~15グラム(市販のスティックタイプのシュガーなら二本~三本程度)を飲み、15分ほど経っても回復しない場合は、さらに砂糖を同量追加します。
前回のブログで低血糖症状を初めて経験したことを書いたところ、ある糖尿病患者からメールを頂きましたが、それによれば糖尿病カードというのがあり、外出する際には常に糖尿病カードと砂糖を携帯しているとのことでした。私はインスリンの注射や飲み薬を使用していませんし、あれ以来低血糖症状になったことはありません。しかし毎日インスリン注射をしている糖尿病の先達からカードを見せてもらい、いざという事態に備えて、内容をまねて自己流のカードを作ることにしました。
本物のカードの文面は
「私は糖尿病です。意識不明になったり異常な行動が見られたら、私の携帯している砂糖(ブドウ糖)、またはジュースか砂糖水を飲ませて下さい。それでも回復しない時は、裏面の医療機関に電話して指示を受けて下さい。」とありました。(写真をクリックすると拡大します。)
自己流のカードは
「助けて、私は糖尿病患者です。低血糖症で意識を失いそうですので、救急車を呼んでください。お願いします。住所氏名、自宅の電話番号」
という内容にしてプラスチック製のケースに入れました。それと共にプラスティック製のフィルムの丸い空き容器に砂糖を入れて、ウエスト・ポーチに入れることにしました。備えあれば憂いなし、これで歩きの途中で低血糖症状が起きても一応は安心です。
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