« メタボリック・シンドローム | トップページ | 自己規制 »

2006年6月 1日 (木)

動脈硬化

女房の妹の亭主は5月26日に脳梗塞で倒れてから今日で六日目ですが、依然意識が戻らぬままで最初は点滴により、現在は鼻から食道に入れたチューブで栄養補給を受けています。脳梗塞の原因である脳の血管に詰まった血栓(血の塊)を取り除く為に、点滴の際に血栓を溶かす薬を入れていますが、それ以外に治療方法がありません。健康保険では使えない、アメリカ製の新薬を使用しているとのことでした。

恐ろしい動脈硬化とは、端的に言えば血管の内壁の病変ですが、そのメカニズムとは。

1:血管内部の狭窄(きょうさく)、

Kekkan コレステロールを主成分とする脂質であるアテローム(お粥状)の沈着により血管内部が硬化し、しかも血管が狭くなるので詰まり易くなります。何かの原因で血管内壁に傷が付き、それが治り又傷が付く現象を繰り返します。写真の白い部分が血管の穴の部分であり、狭められた周囲にあるのが、動脈の壁に沈着し生成されたアテロームの硬化部分です。写真をクリックすれば、拡大して見られます。


2:血栓の生成、

運命のある日ある時に、例えば大動脈や頸部動脈、心臓などの動脈硬化部位の血管内壁の傷口にできた血の塊(血栓)が「はがれ」て血液中に流れ出て、狭くなった脳の血管を詰まらせます。(脳梗塞の場合)

その根本原因は内臓脂肪症候群であることは既に説明しました。今まで動脈硬化は年を取るにつれて必然的に起きる、「血管の老化現象」だと考えられてきましたが、そうではなく内臓脂肪症候群の条件さえ整えば、若い人にも起きることが分かりました。

では危険な動脈硬化を事前に、的確に測定し診断するのは可能なのでしょうか?。その答はノーです。血管造影、X線、C T、超音波エコー、心電図などを使用しても正確な診断は困難であり、結局は血液検査で得た各種の値や眼底検査などに頼ることになります。 (続く)

シルバー回顧録へ戻るにはここをクリック

« メタボリック・シンドローム | トップページ | 自己規制 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 動脈硬化:

« メタボリック・シンドローム | トップページ | 自己規制 »