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2006年7月16日 (日)

いろいろな乗客

乗客の中にはいろいろな国の人がいますが、食事で要注意なのはユダヤ教徒とイスラム教徒、それにインド人の菜食主義者です。ユダヤ教徒の場合は旧約聖書(ラビ記第7章26節、および第11章1節)に述べられている「食べてよい食物、いけない食物」がありますが、例えば食べてはいけないものは、豚、貝類、甲殻類(エビ・カニ)、鱗が無い魚(うなぎ)などです。

しかも食べても良い牛肉や鳥肉などでも、ユダヤ教の儀式にかなった方法で屠殺されたものでなければならないのだそうで、律法に適合した食物であることを示すコーシャ Kosher (清浄食品)の証明書を付けます。

インドの菜食主義にも厳格な派( Vegitarian Strict )とそうでない派があり、厳格な菜食主義者は卵も食べず、鰹節のダシの味付けもダメなのだそうです。勿論特別な機内食を必要とする乗客は座席予約の段階で申し出があるので、それに適した食事が機内食製造会社により用意されます。

Hishaku 豚肉を食べないイスラム教徒については世界的に知られていますが、荒俣氏によれば彼らは機内サービスの面でも要注意なのだそうです。その理由は尾籠な話で恐縮ですが、機内でのトイレの使用法にあります。イスラム教国の空港に初めて行った時のこと、トイレは便座に座る方式ではなく、しゃがむ方式でした。しかも水を入れたバケツがトイレに置いてあり、中にはヒシャク(手桶)がありました。(写真はクリックで拡大)

つまり行事が済んだ後は右手でバケツからヒシャク(手桶)で水を汲み、紙を使わずに「不浄の左手」で局所に水を掛けながら洗い落とし、後でその指をヒシャク(手桶)の水で洗うのです。機内のトイレでこの方法を実行したら、どうなると思いますか?。便座には靴の跡がクッキリと残り、トイレの床は水だらけになります。ウワサによれば彼らは水洗用(?)の空き缶を携帯して搭乗し、機内のトイレではそれに水を汲んで使うのだそうです。

ところで乗客の中でとかく評判が良くないのはインド人で、その理由はガメツイ人間が多く、機内で消費すべきものを、お土産(?)として機外へ持ち出そうとするからです。たとえば食事の際に提供される缶ビールやワインの小瓶を飲まずにお土産用にしまい込み、、別な「デス」に何度も缶ビールやワインの瓶を要求して「お土産」にするのです。それに気付いた「デス」は「お土産」防止の為に、缶ビールのフタを予め開けて渡したり、ワインの瓶のキャップを外したままでその乗客に渡すことにしています。

機内での退屈しのぎと称して「デス」にトランプ・カードを要求し、異なる「デス」から合計三組のトランプ・カードをお土産にせしめた者もいました。他国の人を悪く言いたくありませんが、「断られて、もともと」とか、恥知らずの「ズルサ」という点で、インド人にはガメツイ D N A を持つ人が多くいるようです。

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