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2006年12月 7日 (木)

自然が呼ぶ

五日10時から七日の15時まで、ニフティー側のメンテナンスの為に、ブログやコメントの書込みができませんでしたが、  Powerman さんへのコメントを、遅れはせながら書いておきました。

ところで昭和の一桁生まれの私は、昭和20年代の初めに併設中学(旧制中学)の英語の時間に、「 nature call me、自然が呼んでいる 」と言えば、「トイレに行きたい」という意味だと習いましたが、なぜ「自然が呼ぶ」と「生理的要求」になるのか、その当時は英語の先生も知りませんでした。

Autobahn ある時 ドイツでレンタカーを借りて、乗用車には最高制限速度が無い区間もある、アウトバーン( Autobahan、英語読みではオートバーン、高速道路)を走りましたが、BMW、ベンツ、ポルシェ などが時速200キロ以上のスピードですっ飛んで行きました。

ジェット旅客機の着陸時のスピードである、時速250キロ前後のスピード感覚に慣れているはずの私も、車を借りる際にタイヤの空気圧を確認しなかった為に、圧力不足からタイヤが発熱して破裂( バースト、Burst )でもしないかと心配になり、時速150キロの低速でトコトコ走りました。この道路は米国のフリー ウエイ同様に、高速道路料金など不要でした。写真はクリックで拡大。

Komichi 途中には日本と同様のサービスエリアやパーキングエリアがありましたが、小さいパーキングエリアには無料だけあって「トイレの設備」がありませんでした。その代わりに何やら標識がある所に一本の小道が近くの森に通じていました。第二外国語でフランス語を少し習ったものの、ドイツ語が全く読めない私は、「排泄場所」に行く道に違いないと ピントきました。

Berusaiyu 「自然が呼ぶ」の語源を考えた場合に、「自然の中で排泄をした人々の習慣」から、それが「生理的要求」の意味に変化したのではないかと想像します。ちなみに研究社の英語大辞典にも  「 a call of nature 」 とは、生理的要求のことと書いてありました。

たとえば千数百人の居住者に対して、便所の数が極めて少なかったフランスのベルサイユ宮殿では、庭園がトイレの役目をして、十九世紀まで糞尿が垂れ流されていました。

ロンドンでは十九世紀にコレラが大発生したのがきっかけで、1855年に下水道工事が始まりましたが、それまではロンドン市内の公園も便所と化していたし、便所が無い家が多く、「オマル」に貯めた汚物を、決められた場所に捨てずに、窓から道路に捨てる者が大勢いました。その際の ルールが決められていて、「ソラ、水だ-」と叫んだのだそうです。中には警告をせずに捨てる不心得者がいたので、1371年に法律ができて違反者には、4シリングの罰金が課されたのだそうです。

男女が街中を歩く場合には、乗馬、馬車などの危険が多い車道側を男性が歩き、女性は建物側を歩くのが決まりでしたが、必然的に窓からの「落下物」の被害を受けることになったのは、女性たちでした。

アウトバーンのパーキング・エリアから森の中の小道を歩いて行くと、道から少し離れた所に点々と紙がありました。「小」の場合は不要ですが、後から来る人が「大」を踏まない様に、排泄後は使用した紙とは別に、目印に紙を広げて被せて置くのが、野外における排便時の「エチケット」なのだそうです。「自然に呼ばれて」ヨーロッパの森に入る際は、くれぐれも「紙にはご用心」を 

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コメント

こんにちは
ところでヘッドハントで現在のベネッセの社長になった森本氏は高校の同級ですが(今週号の日経ビジネスに詳しく)、もと縄文航空勤務の弟から次のように・・・

>なおベネッセの直島のホテルの支配人は知人で 元ANAのCA赤羽恭子さんといいます。
成田では由美さん(ぼくの姪のCA、まだ現役)の国際線乗務ティームの大親分で よく面倒を見てもらっていました。
成田でのVIP担当勤務時 昨年の春に会長にヘッドハントされたようです。

とのこと、赤羽さんをご存知ですか?

恭子という名前の人かどうか分かりませんが、ベテランの CAで赤羽という人は知っていました。彼女とは何度か国際線を一緒に乗務しましたが、CAのレベルとしては普通の顔立ちであり、とりわけ美人の部類ではなかったように記憶しています。当時は独身でした。

有難うございました:-)
ところで、「自然に呼ばれた」場合、森の中ではヨーロッパの人も日本人も同じスタイルなのでしょうか。
いわゆる洋式便座が日本で普及しだしたのは1960年代なので、われわれは多少の経験がありますが、最近の子供たちのように生まれて以来洋式の経験しかない彼らでも同じフォームで出来るのでしょうか。
それとも、なにか別の方法があるのでしょうか。昔のフランスの貴婦人は立ちションと聞いたようなので・・・

フランスの貴婦人だけでなく実は日本でも、昔から京都の女性が立って「小」をするので有名でした。江戸時代の川柳の句集にも、「京おんな、立ってたれるが少しきず」とありました。

自然に呼ばれた場合のスタイルですが、まさか森の中で「立ったまま」で、できるわけではないので、我々と同じ「しゃがむ」( クラウチング、Crouching )スタイル以外に方法がありません。外国人が日本で和式トイレを使う件を、何度も聞いています。女性の立ちションについては、次回のブログにでも書くことにします。

有難うございます。

「ウンちく」のあとの「ションちく」期待しています。

追記
こんなのはどうでしょう
旅客機内の異常ガス?

http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/6213644.stm

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