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2007年1月22日 (月)

嫌な乗客、パート1

Baggageclaim 昔の話ですが縄文航空で搭乗前に預けた手荷物が、到着地で受け取ることができずに一時的に行方不明になる、いわゆるロスト・バゲッジ( Lost Baggage )が年間で一千件ありました。一日当たり三個という数字を少ないと見るのか多いと見るのかは、お客の立場からすれば多いと思うでしょうが、繁忙期には国内、海外へ一日十万人を運ぶ実績からすれば、極めて少ない値になります。写真はクリックで拡大。

以前のブログで述べたロンドンのヒースロー空港では、毎日一千個の手荷物が行方不明になるといわれていますから。

Flying_baggage_allowance ところであるとき九州から羽田行きの縄文航空の便に搭乗した、一人の乗客の手荷物が行方不明になりました。当時は未だ手荷物の取り扱いがコンピュータ化されていなかったため、探すのに時間が掛かり一週間経っても見つかりませんでした。係員が念のため荷物の中身を聞いたところ、貴重品が入っているとのことでした。

五十万円以上はする貴重品だというので、運送約款ではそういう場合には事前の申し出が必要であり、その貴重品の申し出価格に応じた保険料を支払わなければならないことを説明しました。すると相手は怒り出して説明が面倒だから五十万円と言ったが、実際は金には換えられない親の形見の品だ、どう補償するつもりだ、カネで誠意を見せろ、五十万円出せと詰め寄りました。

Rfid ところが会社にとって幸運にも貴重品が入っていた手荷物が、タグ(荷札)がとれた状態で、ある空港の荷物置き場で発見されました。中身を確認したところ、五十万円に相当する親の形見の品らしきものは何も無く、出張時に使用したらしい多くの汚れた下着や靴下と、洗面道具だけだったそうです。

写真は近年使用されている RFID ( Radio Frequency Identification 、無線周波数による識別機能付き紙製 ) タグ です。クリックで拡大。

手荷物を確認のため空港に来て欲しいというと、忙しくて行けないから自宅に送れという返事でしたが、本人の手荷物かどうか確認できないので送れません。最寄の警察署に送るので、遺失物として警察官の立会いの下に確認をお願いしますというと、「荷物はそっちで勝手に処分しろ」ということになりました。会社の弱みに付け込んで五十万円を要求し、一儲けをたくらんだ、四十男の望みが消えて無くなりました。

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コメント

日本ではロストバゲッジの経験がないというより荷物は99%持ち込みなので、ロストバゲッジすることはありませんが、読みかけの小説などポケットに入れたまま忘れることはままあります。
ハワイの鶴丸と仲のいい雷航空で2回ロストバゲッジ(ゴルフバッグとトランクケース)にあいました。
そのとき、ロストアンドファウンドで係員に言われた一言、「今度は機内持込をしなさい」と、でもゴルフバッグはどうしたら機内に持ち込めるのですかね?

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