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2009年4月23日 (木)

子や孫の世代への付け

Teigakukyu

私が住む人口 16 万の小都市では、人口が少ないせいか定額給付金支給の手続きが迅速で、昨日 ( 22 日 ) 銀行に振り込まれましたが、高齢者夫婦のため合計 4 万円を頂きました。

ばらまきの付けを負担する国民の皆様には、大変感謝しております。ところでその用途については、当初は車に ETC でも付け、あとは夫婦でささやかな食事でもするつもりでした。

ところが近くの トヨタの ディーラーに聞いたところ ETC 購入の順番待ちが 99 人もいて、しかも入荷する数が毎週僅か 2~5 台とのことなので、今年中に取り付けられるかどうか分からないとのことでしたが、一応順番待ちをすることにしました。

Etc

ETC 装着車が 1,000 円の割引料金で高速道路を走れるのは 2 年間だけですが、その為に政府が負担する カネは 2 年で 5,000 億円といわれています。

未曾有 ( 麻生総理の読み方によれば、ミゾウ ユウ ) の経済危機に対処するために、新規国債 ( つまり借金 ) 発行額も、平成21年度では約 44 兆 1,000 億円と過去最大となります。

これまでの財政赤字の累積は 839 兆円 もあり、 対 GDP 比で 163.5 パーセントの巨額にのぼりますが、子や孫の世代に多くの借金を残すことに、寿命があと 1 ~ 2 年と予想する後期高齢者 ( 末期高齢者 ? ) としては、定額給付金を受け取りながら申し訳ない気持ちです。

2009年4月18日 (土)

カネの成る木、高齢者講習

昨年 11 月のこと、4 月生まれである私の運転免許更新に備えて、「 高齢者講習のお知らせ 」の葉書が兵庫県公安委員会から届きました。それによれば平成 21 年 2 月 23 日から 5 月 25 日までの間に、高齢者講習を受講するように、講習を受けなければ免許の更新はできないとありました。

春先は何かと忙しいので 二度目となる高齢者講習だけでも早めに受けようと思い、近くの猪名川自動車学校に予約の電話をしました。

すると驚いたことに高齢者講習はすでに予約で満員のために、半年後である来年の 5月 にならないと講習の予約が取れない状況でした。我が家は兵庫県の大阪府寄りにあるので、大阪府内にある自動車教習所 ( 学校 ) に電話してみました。すると 1 ヶ月後に予約がとれました。

念の為に兵庫県伊丹市にあるCenter 免許更新 センターに電話して、他府県の高齢者講習でも兵庫県で運転免許の更新に有効かどうか尋ねたところ、ここでは分からないので、明石にある兵庫県警察本部 ・交通部 ・運転免許課に聞いてくれとの返事でしたので、明石に電話しました。

ところがその答は他府県で高齢者講習を受けても、更新には無効であるとのことでした。運転免許は全国で有効なのに、更新に必要な高齢者講習だけは、なぜ兵庫県内で受講しなければならないのかと食い下がったところ、講習内容が違うから (?) とのことでした。

結局兵庫県内にある自動車学校で、 3 月に高齢者講習の予約がとれたので、4ヶ月後に受講できました。

この件についてはまたも例の問題、つまり警察官僚の天下りがもたらす、自動車学校、交通安全協会との、カネがからんだ癒着の構図が見えてきました。

本当の理由は、他府県の自動車学校に高齢者講習の客を取られるのは、兵庫県内の自動車学校にとって利益にならないからでした。運転免許にからむ癒着の件は、下記を御覧下さい。

http://homepage3.nifty.com/yoshihito/driver.htm

以前は 75 才以上が高齢者講習の対象でしたが、平成 17 年 4 月の道路交通法の改正により、受講者の年齢範囲が 70 才に引き下げられました。その結果対象者が拡大し、自動車学校の少ない地方では、 5 ヶ月も前から高齢者講習が予約で満員になったのです。

Touroku 前回との違いは平成 19 年からの免許証の I C カード化 で、写真撮影のまえに4 桁 2 組の暗礁番号、合計 8 桁の数字を連続して登録機に打ち込むことでした。

これによって免許証の偽造・変造が困難になり、本籍は I C チップ内にのみ記録され、免許証の本籍欄は空欄のままとなりました。

下は暗証番号を登録した登録カード控えですが、4219 は死に行く、4989 は四苦八苦の意味で、だれも使わない不吉な暗証番号と思います。

Tourokucard 70 才台の女性がキー操作に困っていたので手助けしましたが、暗証番号を考えてこなかったというので、とりあえず1 から 8 までの数字を入力させ、発行ボタンを押して登録を完了させました。

確認したわけではありませんが、暗証番号はたぶん後で変更できることでしょう。

[ 警察 O B の カネ稼ぎ ]

最近の少子化傾向と若者の自動車離れに伴い、各地の自動車学校に通う若者の数が ピーク時の半分に減ったために、全国の自動車学校では経営状態が厳しくなりました。そこで高齢者を ターゲットに選び、 講習対象年齢を 75 才以上から 70 才に引き下げると共に、免許の有効期間を 5 年から 3 年に短縮したのでした。

ちなみに 70 才~ 74 才の免許保有者は 3,148 ( 単位 : 千人 )
             75 才以上は 2,577 ( 単位 : 千人 )

              65 才~69 才は 4,664( 単位 : 千人 )
免許取得人口の減少が更に進めば自動車学校の経営救済のために、警察官僚が高齢者講習の範囲を 65 才まで引き下げることは目に見えています。

私が言いたいことは、世界で高齢者講習を義務づける国はひとつもなく警察官の天下り先の金儲けのために 3 年毎に運転免許の更新をさせ、その度に年寄りを食い物にする制度だということです。

論より証拠、平成10年10月1日から高齢者講習を始めてから10年も経つというのに、警察庁は高齢者講習実施後の事故率の変化について、具体的数字を発表していません。 たぶん発表したくないのでしょう。      

高齢者講習の際に貰った教本によると、平成 18 年度の統計では 70 才以上の運転者人口は 572 万人でしたが、問題は高齢者から 3 年毎に ムシリ取る受講料の金額の多さです。受講料は 6,150 円なので、

572 万人 、掛ける  6,150 円 = 352 億円
352 億円、 割る 3 年 = 117 億円

つまり毎年 117 億円の カネがこの制度によって、老人たちの乏しい懐から自動車学校に流れ込む計算になりそこにいる警察 OB や、免許更新事務にかかわる交通安全協会が うるおうことになります。

[ 老人の事故率は低い ]

老人が高速道路で逆走事故を起こしたなどと大きく報道されますが、これにだまされて老人は事故を起こし易い、などと思ってはいませんか ?。

以前読んだ本に 全ての保険は、統計の数字の上に成り立つ商売である と書いてありましたが、自動車の保険料は年齢層により、換言すれば事故を起こす割合により決められ、その結果事故が最多である 20 才以下の若者の保険料を最高に設定し、中高年は低い料率で設定されるのは衆知のことです。

ところで 70 才台、80 才台になると、自動車の保険料は高くなりますか?。そんな自動車保険会社は日本には存在しませんが、なぜだと思いますか ?。

私が加入する東京海上日動火災保険では、 年齢層を 5 段階に別けていますが、35 才以上は全て同一 の保険料率です。その理由を自動車保険協会の資料によれば、高齢者の事故率が、他の年齢層と比較して 高いどころか、かえって少ないという事実があるからです。

65 才以上の高齢者の交通事故死が多いと警察庁が宣伝する中味とは、歩行者、自転車などの死亡事故の約半数を占める高齢被害者の数と、自動車運転中 ( 同乗中を含む ) の高齢加害者の数を意図的に混合した ゴマカシ ・ インチキの数字 なのです。

保険会社にとって最も重要な事故統計から導き出された事故率と、警察庁の宣伝のどちらを貴方は信じますか?。警察庁はどんな ミスをしてもつぶれませんが、保険会社はつぶれる危険があります。

高齢化に伴いある年齢層の人口 ( たとえば 70 才台 ) が増えれば、その年齢層が起こす事故が増えるのは当然のことであり、事故の [ 伸び率 ] は高齢化率に比例します。

そのことと、ある年齢層 ( 前述の 70 才台 ) の [ 事故率 ] 、換言すれば単位人口当たりの事故の危険性とは、全く別の問題です

下記にある O E C D  ( 経済協力開発機構 ) の報告にも

1 高齢者層の起こす運転事故は、他の世代に比べ大きくない。( つまり高齢者は、危険運転層ではない ) とあります。

http://space-glow.spaces.live.com/Blog/cns!A841E9CE14183CB0!3546.entry

この点を、ごまかされないで下さい

誤解のないように言いますが、年を取れば肉体的 ・精神的に衰え、反応が鈍化するのは当然なので、高齢者自身もそれを自覚して、より慎重な運転を心掛けるのは当然のことです。

6月からは高齢者に対して認知症の検査をするらしいですが、今後も講習料  6,150 円が値上げされないことを願っております。

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