34才の女 のこと
おかしいと思いませんか?。先月結婚詐欺事件で逮捕された女について、彼女と接点のあった別の 4 人の男性が不審な死に方をした件について、テレビや新聞では毎日のように報道していました。
しかし奇妙なことに彼女の名前も、逮捕されるまで都内に住んでいた住所も、2003 年に ネット ・ オークッション詐欺を繰り返し、懲役 1 年 6 月、執行猶予 3 年の有罪判決が確定している前歴も報道せず、写真には モザイクをかけたり、ぼかした写真しか放映しませんでした。
マスコミが逮捕された容疑者について、 有罪の判決を受けるまでは推定無罪 とする原則を貫くのであれば、それはそれとして理解できますが、その女以外の犯罪容疑者、たとえば、痴漢事件、暴力事件、詐欺事件については、容疑者の実名や住所を報道し、連続放火の疑いで逮捕された男の場合には、逮捕前に撮影した男との インタビューの映像まで テレビで放映していました。
この女について 特別扱い をする理由について、例によって マスコミは何も言いませんが、共同して 報道規制 をしているとしか想像できません。その理由は たぶん裁判員裁判の対象となる殺人事件であり、裁判員に予断を与える報道をしたと、非難されるのを恐れたためであろうと思われます。
だとしたら マスコミはその理由を公表すべきであり、今後とも裁判員裁判の対象となる可能性のある殺人事件については、 容疑者の詳細については裁判開始まで公表しないことを 、国民に告げ納得させる必要があります。