口舌の徒 ( くぜつのと )
古い表現ですが、 口先だけ達者で実行力を伴わない者のことをこう言います。戦後多数の首相がその座に就きましたが、鳩山首相ほど自分の言葉に責任を持たない首相を私は知りません。
政党が政権を取る以前に言ったことと、実際に政権をとった後に言うことが異なることは外国でもよくあることですが、彼の場合は違います。
政権政党の党首になり、総理大臣になってからの発言が コロコロ変わり、しかもそれに対して 「 恥 」 を感じたり、責任を取る態度 が全く見られないことです。
「 武士に 二言 ( にごん ) はない 」 という言葉がありましたが、かつて士農工商の最上位に属した武士には 高い倫理性 が求められ、一度口に出したこと、約束したことは必ず守らなければならないとするものでした。
普天間の基地移設問題について鳩山首相は就任以来 国民、沖縄県民に何度も口先だけの約束をし、それを踏みにじってきました。 5 月までに解決しなければ 職を賭(と)す とまで国会で述べながら、6 月になっても平然と首相の座に留まり責任を取る気配もありません。
こんな恥知らずの男、首相としての 「 資質に欠ける 」 男 、虚言癖のある男 を首相に選んだ民主党員やその支持者、前回の衆院選挙で、子供に 「 借金を背負わせる子供手当 」 欲しさから民主党に投票した者は、みずからの不明を恥じるべきです。
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コメント
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約2ヶ月ぶりのプログアップですね。
お元気そうでなによりです。
愚かにも民主党に投票し、恥じ入り、自分自身に怒りを感じている一人です。
鳩山首相は正気とは思えなくなってきましたが、しかし、たった一人で、これほどまでに日本の品位を落とは。
民主党議員は現状を理解する能力を失っているようですし、後は彼が少しでも正気を取り戻し、早急に首相の座を降りるのを望むだけです。
怒髪、天を衝く そんな言葉を思い出します。
投稿: 赤間 | 2010年6月 1日 (火) 09時19分