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2010年10月24日 (日)

二度もだまされるな

1978 年に鄧小平は 「 日本との間で尖閣諸島問題は棚上げにして、後の世代の者に解決をゆだねよう 」と述べたが、朝日を中心とする当時の日本の マスコミは、さすがは大人 ( たいじん ) だなどと鄧小平を褒めそやした。

その後中国が何をしたかといえば、毎年 2 桁の軍事費の増強で複数の原子力潜水艦を含む航洋艦隊を持つまでになり、東支那海における日中  E E  Z  の中間線付近における ガス田開発を 一方的におこない、1992 年には国内法を改正して尖閣諸島を自国の領土と明記し、今では領有権を絶対に譲らない、中国の 「 核心的利益 」 と称するようになった。

ところがここへ来て再び中国側から、尖閣問題の 一時棚上げ案が浮上した。その狙いはいうまでもなく、現在建造中の 原子力空母のための時間稼ぎにほかならない

Varyag1_2

中国はこれまで 1985 年に オーストラリアから 2 万屯の空母を スクラップとして購入したものを分解して構造を研究し、1990 年には崩壊した ロシアから キエフ、ミンスクという 43,000 屯の空母を購入し、1998 年には ウクライナから建造中の 58,900 屯の空母 ワリヤーグ ( Varyag ) を、 カジノに転用すると ウソをついて購入した。

Varyagu

大連 ( 周水子 ) 空港に海側から着陸する際には、左側に大連造船所の岸壁に係留中の空母 ワリヤーグ が見えるが、現在中国型空母への改装工事を実施中である。

着艦する飛行機の拘束装置 ( Arresting Gear ) を ロシアから購入できたものの、ロシアとの関係悪化からそれ以外の必要な部品などの入手が困難となり、完成がかなり遅れるといわれている。

中国海軍が 「 悲願の空母 」 を持てば 東支那海の制海権 ・ 制空権をたちどころに握り尖閣列島の領有化はもちろん、周辺海域に眠る石油資源を、軍事力を行使して獲得に乗り出すのは目に見えている。

日本にとって原子力空母に対抗するには原子力潜水艦が有効であるが、原子力発電所の原子炉を小型化した原子力 エンジンは非核 三原則には抵触しないので、現在 16 隻ある通常型潜水艦の代わりに、日本も原子力潜水艦を持つべきである

空き缶 ( あき菅 ) 総理や、赤い菅防 ( 官房 ) 長官に告ぐ、 中国にだまされるのは一度でよい、二度もだまされるな!。

写真の空母は離陸出力にした飛行機を、蒸気 カタパルト ( Catapult、射出機 ) の力で加速し離陸させる米国式の水平飛行甲板ではなく、艦首部分の飛行甲板が上に カーブしていて カタパルトが無く 、スキー の ジャンプ台方式の ワリヤーグ。

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コメント

リニアモーター高速鉄道の技術はカタパルトに
応用できるのでは?
潜水艦が原子力であればこの技術は潜水艦の
高速静音航行にも使えそ!
と思うのですが・・・
防研、三菱、川重は考えているでしょうね

リニアモーター で飛行機を 射出する となると、莫大な量の電力が 瞬間的に必要 になるので、簡単な問題ではないと思うのですが。

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