ハチ への復讐

昨日の午後、老妻が裏庭の植木に クモの巣があったのでほうきで取り除いたところ、蜂に襲われて ４ 箇所刺されました。虫刺されに効く 「 アレルギール ・ クリーム 」 を塗り近くの医者に行ったところ 「 お盆休み 」 でしたので、別の病院に行きましたが冷やすようにいわれ、塗り薬をもらって帰ってきました。

ネットで調べたところによると、業者に駆除を依頼すると ハチの種類、巣の大きさにより料金が異なりますが、アシナガバチの場合は １ 万円 ～ １．５ 万円でした。さらに

ハチは夜間には飛ばないこと 、５ メートルの距離からでも噴射できる ハチの駆除 スプレイが販売されていることが分かりました。刺されてから老妻は裏庭に出るのを恐がり、３ 日後には娘が横浜から孫たちを連れて我が家に泊まりがけで遊びにくるので、直ちに駆除作戦を実施することに決めました。

１ ： 作業は暗くなった夜 ８ 時過ぎにおこない、スプレイは家庭用殺虫剤の 蚊 ・ ハエ用ではなく、より毒性が強く 強力噴射の ジェット  ・ ノズル付き ゴキブリ駆除用のものを購入して使用する。

２ ： 服装は昔 登山に使用した襟元や手首が締まり、蒸れない  ゴアテックス製雨具を着用し、足には　　登山靴を履く。 手袋は現役時代に支給された操縦用の白い革手袋が大量に余っている　のでそれを使用。

３ ： 里山歩きに以前使用した防虫 ネットを探しても見つからないので、洗濯用のネット （ 大 ）  をつばが広い帽子の上からかぶり、顔面を防御することにした。

暗くなってから完全武装をして懐中電灯で足下を照らしながら ハチの巣に接近し、約 １ メートルの距離から巣を照らして見ると、 ハチが ビッシリ付いているのが見えました。そこで ゴキブリ用の スプレイを巣の下面へ ７～８ 秒、上面にも７～８ 秒ずつ 噴射すると、一斉に ハチの羽音がしたので、刺されないように照明を消して現場から逃げました。

翌朝現場を見ると周囲に アシナガバチの死体が多数散乱していましたが、不思議なことに １５ センチほどの大きさの巣が、ハチが死んだので鳥に ついばまれたのか、スプレイの液で半分溶けたのか木の枝から脱落していました。 かくして老妻を刺した ハチ への復讐は終了し、危険は除去されました。
                                                  メデタシ