火災報知器
総務省 ・ 消防庁によれば、全国の住宅火災による 死者の数は毎年 千 人を超えていましたが 、このうち 約 6 割が逃げ遅れによるといわれています。そこで消防法によりすべての住宅に火災警報器( 火災報知器のこと ) の設置が義務付けられました。
それにより新築住宅については、全国一律で平成 18 年 6 月 1 日より設置が義務化され、既存住宅については、市町村条例の規定により平成 23 年 6 月 1 日までに順次設置が義務付けられました。私が住む関西の市でも 6 月 1 日が設置の期限となりました。
後期高齢者で夫婦二人暮らしの我が家も、先月になってようやく火災報知器を購入することにしましたが、設置の基準が地方自治体により異なることが分かりました。
1:寝室と階段室のみでよい自治体。
2:それに加えて台所も設置を義務付ける自治体。
3:その他のすべての居室に設置を義務付ける自治体。
がありましたが、私が住む自治体は赤字財政に悩む貧しい市なので、上記の 「1」 でよいことがわかりました。早速家電量販店に行くと、無線連動式とそうではない安価な報知器の二種類があり、さらに 煙式と 、熱を探知して作動する 熱式 がありました。
連動式とは1箇所で火災を探知すると、互いに他の報知器に無線で知らせ、そこでも音声と警報音で火災を知らせる優れものでした。
親器と子器の組み合わせからなり、子器は 14 個まで設置可能とのことでした。我が家は阪神大震災で被害を受け建て替えましたが部屋数は 6 部屋あるものの、普段は使用しない部屋があるので、親器を階段に設置し、子器は リビングダイニング ・ 私の書斎 ・ 夫婦の寝室の 3 箇所の合計 4 箇所だけに設置することにしました。
設置場所にはいろいろの制限がありましたが、望ましい取り付け場所の天井ではなく、簡単に取り付けられる壁にしました。電池は 10 年間持つそうですが、そんなに長生きすることは決してないでしょう。 参考までに購入費用は しがない年金暮らしの身にとって 、高額の 3 万 2 千円でした。
我が家では冬になると 「 老妻の城 」 である リビングダイニング にある強制吸排気式の石油暖房器の温度を 20 度に セット し、起床の 30 分前から部屋の掃除と外出時以外は、夜寝るまで スイッチ を入れたままなので、「 私の城 」 である書斎にいても火災に対しては安心していられます。