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2012年8月22日 (水)

無知がもたらした死

夜間に 外国の空港の到着 ロビーで見知らぬ外国の男に声を掛けられ、その男と一緒に タクシーに乗り、殺された聖心女子大生がいた。

外務省海外邦人安全課によれば、 8 月 21 日、益野友利香(20)さんが インターンシップ ( 就業体験、ボランテイアの意味 ) で日本語を教えるため、N P O 団体 「 アイセック ・ ジャパン 」 ( 東京都新宿区 ) を通じて 8 月 15 日に ルーマニアの ブカレスト空港から入国したと明らかにした。

益野さんは ブカレストから西に約 200 キロ離れた クラヨーバに 1 人で向かう予定だったが、首都 ブカレスト郊外で遺体となって発見された。

防犯 カメラの映像から逮捕された犯人の男は、婦女暴行の前歴者といわれているが、犯人の家から益野さんの携帯電話が発見された。

Hannin

外国で近くに人が来たら 「 ドロボー」 と思え、見知らぬ人が話し掛けて来たら 「 犯罪者 」 と思え、とは海外旅行者にとっては 防犯上の常識

外国とは比較にならないほど治安が良い日本で生まれ育ち、不慣れな土地 ・ 不慣れな言葉 ・ 不慣れな 「 外国紙幣 」  を持つ日本人旅行者の カモ を、外国の観光 スポット  ・  空港  ・  駅 ・ バスターミナルなどで待ち受ける犯罪者により、どれほど多くの者が外国で犯罪被害に遭ってきたことか。

それだけでなく  レストランや バーでの ボッタクリ、買い物をすれば釣り銭の ゴマカシ、外貨両替所での 換金 レートの ゴマカシ、偽警官、本職警官による  「 ゆすり ・ たかり 」 、ホテルでは従業員と グルになって食べもしない料理、飲みもしない 飲物代の請求。

バイキング レストランで料理を取りに席を外した隙に、 パスポートなどの貴重品を入れた バッグの置き引き、路上での ひったくり、写真を撮ってやるとの口実で カメラの持ち逃げ などなど---。

ちなみに長靴の形をした イタリアでは南に行くほど犯罪が増えるが、イタリア を周遊する ツアーで 犯罪被害に 1 人も遭わない ツアーグループがあったら、運が良かったといわれる。

被害者には気の毒だが ルーマニア人に夏休みの間 日本語を教えるなどという 、よくいえば ボランティア 精神、悪く言えば 無責任な  N P O 法人の 「 おだて 」 に乗せられて 、日本人がめったに行かない ルーマニアに着いたばかりで殺された。その原因とは、 

日本でも常識のある女性 なら、夜間に 「見知らぬ外国人の男と タクシー に同乗する 」  ことなど決してしないが、 身の危険や 防犯に対する驚くほどの無知 ・ 無防備が原因 であった。 20 才にもなったというのに---。

外国旅行では、人間の性悪説を肝に銘じるべし。

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コメント

知らない男と一緒にタクシーに乗ったのではなくて、

ポーターのふりをして、タクシーに案内し、荷物を乗せて、益野さんがタクシーに乗り込んだすぐ後に、犯人も強引に乗り込んできたんではないでしょうか。

犯人に乗り込まれて、ドアを閉められたら、その時点で終わりです。

どんなに泣き叫んでも、密室のタクシーの中、誰も助けてくれません。

どんなに恐ろしかったか・・・

犯人とタクシー運転手は、グルに違いありません。

ご冥福をお祈りいたします。

犯人と タクシードライバーが共犯だったとする筋書きは初耳ですが、その根拠となる情報源はどこですか?。 犯人逮捕から 1 週間になりますが、「 犯人複数説 」 を伝える マスコミの記事は検索しても見当たりませんが---。

海外の空港で ポーターといえば職業上よく目立つ制服を着ていますが、防犯 カメラ映像によればそれも着ていない普通の男 に声を掛けられて、のこのこ付いて行ったことが犯罪に対する警戒心の無さ ・ 自分の身を守るための 「 常識 」 の無さの現れでした。

ルーマニアの検察庁の発表によれば、被害者の体内に残されていた DNAと犯人の DNA が一致、被害者から奪った カメラの売却先が判明しましたが、タクシー運転手に対する指名手配や逮捕の情報など、24 日現在ありませんよ。

なお車の ドアの チャイルド ・ ロック機能について言及されていますが、窓の ガラスを下げれば外側から通常の方法で簡単に ドアを開けることができますけど。

現地の メディアでは 「 被害者女性は英語を学んでいるということだったが、常識 は学んでいなかったのではないか 」 と報じています。

平和憲法のもとで平和教育を受け平和 ボケし、自国どころか自分の身を守ることさえ知らない若者が多すぎます。

その憲法前文によれば、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、「われわれの安全 」 と生存を維持しようと決意した。

つまり国際社会には有りもしない 「 相手の公正と信義 」 を信頼すれば安全に暮らせるということで、そのためには 「 相手の意図 」 など少しも疑わずに、ひたすら信頼すればよく、そのための警戒心 ・ 自助努力や自衛は不要だということです。

日本の 常識 は国際社会では 非常識です。 だから今回も ルーマニアの メディアからは、 「 常識の無さ 」 を指摘されたのです。

被害者は日本における 「 平和 ボケ教育 」の、犠牲者であったというべきです。


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