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2013年4月12日 (金)

アウンサン・スーチーには要注意

ビルマ ( 現 ・ ミャンマー ) の独立運動家だった アウンサン将軍は、太平洋戦争中に 2 度日本を訪れたことがある。当時 イギリスの植民地だった  ビルマの植民地軍を日本が攻撃する際に、独立を求める アウンサン将軍の指揮する軍隊も日本軍に協力し、 日本も彼等に軍事訓練をほどこした

Aungsan

彼は イギリス植民地からの独立のために 一旦は日本と手を結んだものの、太平洋戦争末期に日本の敗色が濃厚になると、今度は植民地支配者の イギリス側に寝返って, 1945 年 ( 昭和 20 年  )  3 月 27 日に突如日本軍を攻撃した。 「 昨日の友は今日の敵である。」

戦争終了後に  ビルマ ( 現  ・  ミャンマー ) は、再び イギリスの植民地支配下になった。イギリスにとって アウンサン将軍は、 一度は 宗主国に弓を引いた 「 裏切り者 」 でしかない。

彼は 1947 年 ( 昭和 22 年 ) 7 月 19 日に、32 才で イギリスが用意した銃で何者かに暗殺された。スーチーが 2 才の時であった。

ビルマに置けば 「 反英運動 」  の  シンボルになる  1 人娘の スーチーを イギリスは  インドに住まわせ教育を受けさせ、後に  イギリスの庇護の元に置き イギリスに移住させたが、 そこで イギリス人の男と結婚した。

「 イギリス人 」 の アウンサン ・ スー チーが 病気の母を看護するために  ミャンマーに帰国したのは 1988 年のことであったが、その後数回にわたり長期の自宅軟禁を受けた。

Suuchi

彼女の書いた本には イギリス人の コナン ・ ドイルが書いた推理小説 「 シャーロック ・ ホームス 」 や、同じく推理小説作家である イギリス人の アガサ ・ クリスティー には何項目も費やしているのに、イギリス植民地時代に  ビルマ が蒙 った 過酷な植民地支配には 、上下 2 冊の本の中で 僅か  3 行しか書いてない

イギリスによる植民地支配の実態については、下記にある。

こ こ

日本については  アジアの敵 「 ファシスト国家 」 と書くのみで、自宅軟禁が解かれると まず イギリス議会を訪れて忠誠を語り、次に アメリカ議会からお祝に勲章をもらった。

4 月 13 日には 2 度目の来日をするが、恩を仇で返した父親 の遺伝子を受け継ぐこの女の 「 したたかさ 」 も知らずに、 アホ な大学 が名誉博士号を授与するとのこと。 

アジアの敵といわれたのに、日本人の お人良しにもほどがある。

別の見方によれば スー チー は、祖国 ビルマに対して過酷な植民地支配をおこない 父の アウンサン将軍の暗殺を仕組んだ イギリスに住み、イギリス人と結婚して イギリスに忠誠を誓い、30 年近く祖国を離れて暮らした。 顔は ビルマ族だが考え方は アングロサクソンそのものである。

イギリスに背く祖国 ビルマ ( 現 ・ ミャンマー ) を非難し、 「 植民地支配の糾弾 」  運動を潰 ( つぶ ) し、 これまでイギリスの代弁者の役目を果した

スー チーはごく最近  「大統領になりたい。 政治家、党首であれば、次に国家のための構想を実現できる政治権力を手にしたいと望むものだ  」 と単刀直入に表明しているが、彼女がその 旺盛な権勢欲から 低開発国に多い 「 堕落した大統領 」 になりたいのか、あるいは多民族間の融和を図り ミャンマーの近代化を目指し国を発展させるためなのか、よく見定める必要がある。

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コメント

マスコミの論調とはひと味違い、ピリット辛い アウンサン・スーチー 女史に対する人物評を興味深く読ませてもらいました。 独立運動の指導者だった父親の名声を受け継いで政治家になった点で、田中角栄の娘の田中真紀子と共通点があります。

スーチー女史は ビルマに数多く存在する少数民族の権利擁護を最優先課題に掲げて連邦議員に当選し、野党の国民民主連盟 ( NLD ) の党首になったものの、具体的施策が何もうち出せず、一部の国民からは失望感が起きています。

真紀子も前回の衆院選では地方区、全国区ともに落選し浪人中ですが、二人とも父親の知名度の影響 が薄れた後は、政治家としての本人の資質だけが問われます。

スチー女史の来日の目的は コメントにある アジアの敵である日本からの経済支援であり、日本政府の目的は中国による銅山開発に遅れを取った、 ミャンマーにある地下資源の開発です。

スーチーの来日はバンコクで知りました
表向きは民主化に協力と支援の要請みたいですが
単に金をせびりに来たみたいですね
NHKの国際放送で見ましたが、かなりしたたかな
女ですね、最近では軍部とも手を握り
鉱山開発に熱心で住民から反発を受けているとか
意外と早くメッキがはがれたようです

日本のマスコミはスーチー氏を、ベタ褒めでした。 民主化が正義で軍部は悪だと、、
、、、知能レベル低すぎ

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