事故現場での略奪
2013 年 9 月 7 日に アルゼンチンの ブエノスアイレスで開かれた IOC 総会における東京招致委員会の最終 プレゼンテーションで、滝川 クリステルが述べた言葉を思い出す。
「もし皆様が東京で何かをなくしたならば、ほぼ確実にそれは戻ってきます。例え現金でも。実際に昨年、 現金 3 千万 ドル( 30 億円 ) 以上が 、落し物として、東京の警察署に届けられました。世界を旅する 7 万 5 千人の旅行者を対象としておこなった最近の調査によると、東京は世界で最も安全な都市です。」
ところが隣の中国 ・ 韓国はもちろんのこと アメリカなどにも 現金拾得物の年間統計資料など存在しない ことをご存じか?。 カネ や財布を落としたらすぐに他人に拾われ、拾った者は 「 猫ババ 」 して絶対に警察に届け出ないからである。
東日本大震災では 3 千個の金庫 が 地震や津波で倒壊した事務所や家屋内に 「 手つかず 」 のまま放置され、あるいは拾得されたが、外国であれば直ぐに開けられ、中の貴重品が盗まれたに違いない。
今回 ウクライナ東部で起きた マレーシア航空機の撃墜現場は、親 ロシア派が支配しているが、犠牲者の遺体を放り投げたりする動画映像が流れて、 遺留品の略奪が起きたと報じていた。
ウクライナ内務省顧問は略奪者を 「 デス ・ ハンター 」 ( 死の狩人 ) と呼び、犠牲者から現金や、宝石、クレジット ・ カードを盗んでいると発表している。
さらに、「 現金は ウクライナで使われるか、ロシアに流れることになる 」と指摘し、犠牲者の遺族に対し、クレジット ・ カードを凍結するよう呼びかけた。
飛行機事故現場での略奪は今回が初めてではなく、珍しいことではない。下記の事故では公式報告書によると略奪も行われたと記録されている。
1972 年 ( 昭和 47 年 )6 月14 日のこと羽田発 南回り ロンドン行きの日航 471 便( DC-8-53 型機 )が インドの首都 ニューデリーの空港に着陸のため進入中に、操縦 ミスにより滑走路から 18.7 キロも手前にある ジャムナ川の堤防に激突し、乗客乗員合計 86 名が死亡し、3 名が重傷を負う事故が起きた。
ところが車にとって道なき道を救助隊が現場に駆けつける以前に、「 サンタクロースが贈り物を持って空から舞い降りた 」 とばかりに、付近の住民たちが墜落現場に殺到し、焼け残った スーツ ・ ケースを初め金目の遺留品を手当たり次第に略奪し、さらに犠牲者の多くは指輪を盗むために、左手の薬指が切断されていた とわれている。
これは飛行機事故に限らず車での交通事故の際にも略奪がおこなわれ、負傷者の救助など二の次であり、あるいは介抱するふりをして金品を盗む者がいるので要注意である。
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=64470
私は日本に生まれて、良かったと思っている。
« ランキングどおりの結果 | トップページ | 朝日がたれ流した害毒 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント