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2014年9月30日 (火)

当たるも八卦 ( はっけ )、当たらぬも八卦

Geller1

関東地区では放映されないが、関西では人気の高い読売 テレビの番組 「 たかじんの、そこまで言って委員会 」 に複数回出演したこともある、地球物理学者の ロバート ・ ゲラー東大 大学院教授によれば、日本では 「 正確な地震予知も、火山噴火予知もできないのだから  、御嶽山の噴火が予知できなかったことを批判すべきではない。」 と述べた。

国土地理院の下部機関として 1969 年に発足した 地震予知連絡会 があるが、そこには日本のお偉い地震学者さんが大勢いる。

1923 年 9 月 1 日の関東大震災以来、阪神淡路大地震 (1995 年 1 月17 日) ・  東日本大震災 ( 2011 年 3 月 11 日) から現在に到るまで、毎年莫大な予算を使いながら、90 年以上 もの間 地震の予知を研究してきたが、これまで予知に成功したことなど一度もなかった。

ゲラー教授によれば、信憑性 ( しんぴょうせい ) のない 「 地震の 前兆現象 」 を追い求めているのが原因だとしている。( 著書、日本人は知らない 「 地震予知 」 の正体 より )

ある研究者によれば、今後何 十年以内に、ある地方に大地震が起きる確率は何 十 パーセントであるとする発表は 「 地震予知の部類ではない 」

それはあたかも人の死という過去の データに基づき 80 歳の人に対して、90 歳まで生きる確率は 34 パーセントであるというような、 統計学上の数値を述べたものにすぎない 

人々が求めているのは いつ ・ どこで地震が起きるかであり、その予知 レベルの答とは あまりにも差があり過ぎる。

地震に比べて火山の噴火予知は容易であると言われているが、私の知る限り噴火の予知が成功した例は 1977 年の北海道 洞爺湖の南に位置する標高 737 m の活火山。有珠山 ( うすざん ) の噴火のみであった。

ところで 9 月 28 日の午後に、 テレビで気象庁 火山課長と他 1 名による記者会見の様子を見ていたが呆れた。顔を下を向いたまま早口に資料を読むだけで、顔を上げようともせずに、ひたすら早口に読むだけであった。

Kazankachou

これでは 記者会見という場を通じて、テレビの視聴者に内容を理解させようとする意欲など全く感じられず、「 自分たちの見解を言うだけ 」 のお役所 体質丸出しの会見であった。気象庁の仕事の本質は、国民に対する サービス業務 であるにもかかわらず---。

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