秋の彼岸に思う
日本には神道 ・ 仏教 ・ キリスト教 ・ 諸教など多種多様の神様仏様、とりわけ八百万 ( やおよろず ) の神々を祀る多神教の神道から、不受不施派 ( ふじゅふせは 、日蓮の教義である法華経を信仰しない者から
よく言われることですが、正月の初詣には神社に参拝し、結婚式は キリスト教徒でもないのに 教会で挙式し、死ねば仏式で葬儀をすることに何の矛盾も感じないのが日本人です。
ある統計によれば日本人の 62 パーセント は信仰が無い と答えていますが、2015 年の 正月 三ケ日 の初詣統計によれば、
1位 東京の明治神宮 316万人 ( 上の写真 )
2位 川崎大師 302万人
3位 成田山新勝寺 300万人
4位 浅草の浅草寺 283万人
5位 京都伏見稲荷大社 270万人 ( 下の写真 )
つまり上記 五ケ所の 社寺 だけで 三日間に、日本の人口の 1 割以上の合計 1,471 万人の人が参拝に来たことになります。これで 日本人は信仰心が無いと言えるのでしょうか ?。
別の データもあるので、参考にして下さい。平成 26 年の文化庁の宗教年鑑の宗教団体 (法人を含む) によれば、
神社の数 81,336
寺院 77,392
教会 31,820
布教所 2,187
その他 7,514
合計 219,939
都道府県別 ( 神社数 )、 トップ 3
1: 新潟県 4,762
2: 愛知県 3,366
3: 福島県 3,073
寺院数、 トップ 4
1: 愛知県 4,603
2: 大阪府 3,410
3: 兵庫県 3,288
4: 京都府 3,085
教会の数、トップ 3
1: 大阪府 2,645
2: 東京都 2,478
3: 兵庫県 2,088
でした。言うまでもなく、神社 ・ 寺院 ・ 教会 ・ 布教所などを維持し存続させるためには 、建物の修理費を含めてそれなりの費用負担や僧侶 ・ 神官 ・ 牧師などの人件費も必要です。誰かが何らかの形でそれを負担してきたからこそ、宗教施設が昔から長年存在してきました。
日本人の宗教観や信仰心とは、一神教であるキリスト教 ・ ユダヤ教 ・ イスラム教徒の考える宗教や信仰とは 「 別なもの 」 だと私は思います。
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