オスプレイ の墜落事故 原因
12 月 13 日に沖縄で海中に墜落 した アメリカ 海兵隊機 オスプレイ ( Osprey、鳥の ミサゴ の意味 ) の 事故後、アメリカ 軍は日本で Osprey、チルト ローター ( Tilt Roter、傾斜可能な 回転翼機 ) の飛行を中断すると発表 した。
この事故は キャンプ ・ シュワブ 海兵隊基地近くの 浅瀬に オスプレイ が エンジン 故障により緊急着 水 し、機体が大破 したが、5 人の乗組員全員は アメリカ 空軍 の ヘリコプターによって救助された。
事故原因について 米国の 国防総省 ( D O D ) は調査中とのことであり、 現地の米軍もこれまで発表 していない。しか し ロイター 通信によると、この原因 は 壊れた 「 燃料 ホース 」 に起因 していると 報道 した。
私は 空中給油 の 訓練中 に、レシバー ( Reciver、給油を受ける側 ) である オスプレイ の巨大な ローター ( 半径 4.9 メーター ) が 給油の燃料 ホース を 叩 いた のではないかと想像 している。
下記 の 動画 を 御覧 頂 こう
https://www.youtube.com/watch?v=GIe3BOrcSVk
https://www.youtube.com/watch?v=F4PUItGtO1o
失敗 の 巻、3 分 2 8 秒頃 に 注 目
https://www.youtube.com/watch?v=BZV3Ffm2qIQ
給油ホースが 合着 した後で レシーバー ( 燃料を受ける側 ) が相対位置を正 しく保つのに失敗すると、給油ホースが下の写真のように 「たわむ」 ことになり、それが大きければ左右のローターに接触 し、ローターを破損させる場合もある。下図はその側面図
在沖縄米軍 トップ の ローレンス ・ ニコルソン 四軍調整官( 大将 )は14日、「 パイロットの判断が沖縄の人を事故から守った 」 と何度も称えたが、その 一方で、安慶田光男副知事に対 しては 「人的被害がなかったことは感謝 されるべきだ 」 と机を叩いて いら立ちをあらわに し、認識の ズレ が鮮明 になった。
ところで日本の航空法 第 75 条 によれば、 機長は航空機の航行中、その航空機に急迫 した危難が生 じた場合には、旅客の 救助 及び 地上又は水上の人 又は物件に対する 危難 の防止に必要な手段を尽くさなければならない
とあるが、アメリカ の F A R ( 連 邦 航 空 法 ) でもそのように制定されているはずであり、パイロット と して当然の行為を したまでである。 ニコルソン が称えるほどの こ と でもない。
[ オスプレイ の性能 ]
機内搭載 貨物重量 20,000 lb ( 9,070 kg )
機体全長 57 ft 4 in ( 17.5 m )
ローター 直径 38 ft 0 in ( 11.6 m )
翼の長さ 45 ft 10 in ( 14 m )
ローター 込みの長さ 84 ft 7 in ( 25.8 m )
最大離陸重量 60,500 lb ( 27,400 kg )
最高速度 275 ノット ( 509 キロ / 毎時 )
巡航速度 241 ノット ( 446 キロ / 毎時 )
エンジン ロールス ・ ロイス製 アリソン
6,150 馬力 2 基
航続距離 879 海里 ( 1,627 キロメートル)
最大高度 25,000 フィート ( 7,620 メートル )
赤色は 巨大な ローター ( 半径 5.8 メートル ) の回転面を表示 している。
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コメント
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キャプテン わかりやすいご説明ありがとうございます。米軍パイロットの方々は、日々MADな訓練に明け暮れているのですね。ここは、自分たちの命より市民に危害を加えないようにと何とか海岸まで移動しての不時着に対し、彼らに敬意を払いたいです。
投稿: さんたさん | 2016年12月16日 (金) 18時38分