誕生日に想う

  今日は私の ８ ４ 回目の誕生日である。感想を文語体で 表現すれば、遙 （ はる ） け く も来つるものかな （ はるばるとこの年まで生きて来たものだなあ ） である。父親は ７ ４ 歳で亡 く なり、母も私と同 じ ８ ４ 歳で亡  く  なった。

兄 ・ 姉たちもすでに亡  く、残るのは 末っ子 の私だけとなった。昭和 ８ 年 （ １９３３ 年 ） に東京市  牛 込 区 （ う  し ご め  く、 現  ・　新 宿 区  ） 北 山 伏 町  で生まれ、後に東京都　豊島区　巣鴨 に引越 した。

　ところで 「 牛 込 」 の名前については 新 編 武 蔵 風 土 記 によれば、「昔は広い草原であって、駒 込 （ 文京区 の こまごめ  ） と か、馬 込 （ 大田区 の まごめ ） とかいうのと同 じように 牧場 のあったところと見える。  「 込 」 というのは 和 字 で 「 多 く 集 る 意味 」 である。牛が多 く いたので 牛 込 という名になったといわれている。」

敗戦の年 （ 昭和 ２０ 年 ＝ １９４５ 年 ） の 米軍機 による 頻繁 な 空襲 にもかかわらず　  市 ヶ谷  ・  牛 込 一帯　は幸運にも 焼け残ったが、私が空襲を逃れて 学童集団疎開 （ 小学 ５ 年生 ）で長野県の山奥の寺に行 く まで住んだ 豊島区　の 巣 鴨  一 帯 は 、空襲 で焼け野原になって  しまった。人生の 運 ・ 不運 は　「 神のなせる技 」 と しか言いようが無い。

８ ４ 歳までの人生で 大地震を 二度経験 したが、海外旅行中 の サンフランシスコ 大地震 と 阪神淡路大地震 であった。   詳 し く は下記を読まれた  し。

サンフランシスコ 大地震;

阪神大震災

今日は車で買い物に行 く 途中に 八重桜 が満開の場所を通ったが、人生最後の花見 （？）  だと思って、しば し車を止めて目 に焼き付けた。